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高森明勅
2017.8.18 22:00

頭の体操

簡単な頭の体操を。

地球上のある国を空想してみる。
経済では世界有数の大国。

仮にN国とする。
この国は些かユニーク。

国民が誰も、自分で自分の国、
つまりN国を「守る義務」があると考えていない。

その義務があるのは他国。

仮にA国としよう。
その国の兵士である、と信じて疑わない。

A国の兵士が「命を賭けて」
自分たちのN国を守るのが当然であり、
それを疑うのは失礼だとさえ考えている。

従って、自分たち“自身”が命まで賭けて
自国を守るなどというのは、“突飛で極端”
な考え方、
というのがN国の常識。

さて、あなたがもしA国の兵士やその家族だったら、
その「常識」
にどんな感想を持つか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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